今年も残すところあと1か月少し。
クリスマスの準備をし始める季節がやってきました。
そんな時に読みたいのが「A Christmas Carol」です。
そこで今回は、「A Christmas Carol」についてご紹介したいと思います。
1.「A Christmas Carol」とは
2.「A Christmas Carol」のあらすじ
3.お勧めの「A Christmas Carol」はコレだ
4.「A Christmas Carol」を読むときに押さえておきたい英語表現
1.「A Christmas Carol」とは
1843年に出版された、英国の文豪チャールズ・ディケンズが書いた小説です。
数あるクリスマスのお話の中で最も有名なお話と言えるでしょう。
何度も映画化されており、日本語訳の小説も出版されています。
舞台、アニメ、コミックにもなっているので観た方も多いかもしれません。
2.「A Christmas Carol」のあらすじ
主人公は、初老の商人スクルージ。冷酷で卑しくて、自分のことしか考えない男です。7年前に亡くなった共同経営者マーレイの冥銭を持ち去るほどで、みんなに嫌われていました。
クリスマスを明日に控えた日、その亡くなったマーレイの霊がスクルージの前に現れました。もしこのままスクルージが自分勝手に生活をしているとどんなに酷いことが起こるのかを伝えるためにやってきたのです。マーレイは、これからスクルージの生き方を改めるために過去・現在・未来の3つの霊が現れると言いました。
果たして、その霊たちはスクルージに何を教えてくれるのでしょうか。そして、スクルージはそこから何かを学ぶことができるのでしょうか…。
(あとは、読んでからお楽しみにしておきますね。)
3.お勧めの「A Christmas Carol」はコレだ
「A Christmas Carol」はとても有名なお話なので、様々な形態で出版されています。
その中でも読みやすいのは、PENGUIN READERSから出版されているものです。
PENGUIN READERSとは英語学習者向けに書かれた本で、英語レベルによって使用される単語数も限られています。
「A Christmas Carol」はレベル2に該当し、英検準2級程度となっています。
レベルに関しての詳細はこちらをご確認ください。
英語多読初心者やあまり洋書に慣れていない方にお勧めの1冊です。
4.「A Christmas Carol」を読むときに押さえておきたい英語表現
・carol
「(宗教的な)祝歌、楽しげに歌う」という意味です。
日本のクリスマスでは、稲垣潤一さんの“クリスマスキャロルが流れる頃には”という曲が有名ですが、その“クリスマスキャロル”の意味を知らないという人も少なくはありません。クリスマスキャロルは「クリスマスの祝歌」という意味です。
・humbug
「ばかげたこと、インチキ」などと言った意味がありますが、この単語だけを単体で使うことで「ばかばかしい」「くだらない」といった間投詞としての役割もします。
普段の英会話で使うことはありませんが、主人公スクルージが何度も口にする言葉なので覚えておくほうが物語を楽しめるかと思います。
こうして2つの単語をピックアップすると、本の中に難しい英単語が多く書かれているように思われるかもしれませんが、この2つ以外は比較的よく見かける英単語ばかりですので読みやすいと思います。
私も今回ブログに書くにあたって読み直したのですが、36ページ(絵だけのページもあり)で単語数も8,882語なのでサクッと読めました。
気になった方は、是非この本を手に取ってみてくださいね。